40歳を迎えたレブロン・ジェームズは今シーズン、平均24.4得点・8.2アシスト・7.8リバウンドという驚異的な成績を残した。NBAの歴史を見渡しても、この年齢でここまでの活躍を見せた選手はほとんどおらず、“バスケットボールの神様”マイケル・ジョーダンとのGOAT(史上最高の選手)論争はさらに白熱の様相を呈している。キャリアの終盤を迎えつつあるレブロンは、一体どのチームで引退を迎えるのだろうか。まずは、今シーズンの彼のプレーぶりを振り返ってみたい。
今シーズンのレブロン・ジェームズ
今シーズンのレブロンには、昨シーズンまでと比べて年齢による身体能力の衰えがはっきりと見て取れた。たとえば、トランジション時にリムへアタックせず、味方へのパスを選択する場面が増えた。また、ドライブのスピード低下やターンオーバーの増加も顕著だった。かつて彼の武器だったフィニッシュ力も、圧倒的とまでは言えなくなってきている。
そんな中、彼が所属するロサンゼルス・レイカーズにも大きな変化があった。アンソニー・デイビスとのトレードでルカ・ドンチッチが加入し、チームのエースは完全にルカへと移った。レイカーズはプレイオフで優勝候補と目されていたが、初戦でミネソタ・ティンバーウルブズに敗れ、チームのディフェンス面での課題が浮き彫りとなった。
キャバリアーズでの引退
もしレブロンが引退までにもう一つのチャンピオンリングを真剣に狙うのであれば、他チームへの移籍も選択肢に入ってくるだろう。たとえば、過去にチャンピオンに導いた古巣クリーブランド・キャバリアーズへ復帰し、優勝のラストピースとなるという展開も考えられる。契約金を抑えたサイン&トレードによる移籍も、彼が望めば現実味を帯びる。
なお、Yahoo Sportsの取材で、レブロンの高校時代からそのキャリアを追ってきた記者ブライアン・ウィンドホーストは、「レブロンはロサンゼルス・レイカーズでキャリアを終えるだろう」との見解を示している。
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