プレイオフ1回戦でボストン・セルティックスに敗れたオーランド・マジックは、今オフシーズンにポイントガードの補強に動くと見られている。
昨シーズンからの課題だった3ポイント成功率の低さに対しては、3&Dのスペシャリストとして知られるケンテイビアス・コールドウェル=ポープ(KCP)を獲得することで改善を図った。
しかし、3Pシュートの問題は今シーズンも完全には解消されず、それどころか新たな課題として、ガード陣のクリエイティブなプレーメイクの欠如が浮き彫りになった。
ジェイレン・サグスを放出?
この点においては、プレイオフを怪我で欠場したジェイレン・サグスが復帰すれば改善される可能性もあるが、サグスの将来に関しては不透明さが増している。
というのも、マジックは2026-27年シーズンから、フランツ・バグナーとパオロ・バンケロという2人のエースにマックス契約級の大型サラリーを支払う必要があり、年俸約3,000万ドルが見込まれるサグスの契約は、チームのキャップスペースを圧迫する懸念材料だ。
加えて、オフシーズンにはポートランド・トレイルブレイザーズのアンファニー・サイモンズのようなスコアリング能力に長けたガードの獲得が噂されており、実現すれば誰かを放出しなければサラリーの問題が生じる。
こうした背景から、Sports Illustratedはサグスが将来的にマジックを離れる可能性について取り上げている。
課題を補強しながらも、キャップスペースの制約にどう対処していくのか。オーランド・マジックの今オフの動きに注目が集まる。
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