インディアナ・ペイサーズは、2000年以来となるNBAファイナル進出まであと2勝と迫っている。現在、イースタン・カンファレンス決勝でニューヨーク・ニックス相手に2勝1敗とリード。オールスターのタイリース・ハリバートンとパスカル・シアカムが注目されがちだが、センターのマイルズ・ターナーの存在も見逃せない。
プレイオフでターナーは平均16.3得点、5.7リバウンド、2.3ブロックとレギュラーシーズンから高水準の活躍を維持しており、チームの守備の要として安定した活躍を見せている。
ターナーは今夏、無制限のフリーエージェント(UFA)となる。彼は2023年1月に2年5800万ドルの契約延長を結んでおり、今季は1990万ドルを受け取っていた。キャリアを通じてペイサーズ一筋のターナーだが、今オフには新たな契約を巡って動きがある可能性が高い。
ペイサーズとマイルズ・ターナーの未来
Athlon Sportsによると、ESPNのブライアン・ウィンドホースト氏は、ペイサーズがチームの選手層を維持したまま、マイルズ・ターナーとの再契約を目指していると報じた。
しかし、ペイサーズは2005年以来、一度もラグジュアリー・タックス(贅沢税)を支払っておらず、今後も支出を抑える方針を貫く可能性もあると他チームは懐疑的な考えを持っている。
来季、ハリバートンとシアカムだけで9100万ドル以上のサラリーが発生する見通しであり、ターナーとの再契約が財政面での大きな判断となることは間違いない。
ターナーは現在29歳。ブロック王を2度獲得し、守備面でのインパクトはリーグ屈指だ。ペイサーズが悲願のファイナル進出を果たせば、その功労者として評価がさらに高まるだろう。
果たして、ターナーは来季もインディアナのユニフォームに袖を通すのか。それとも、新天地を求めて移籍するのか。その動向から目が離せない。
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