ドラフト1位指名権を獲得したダラス・マーベリックスは、期待の新人クーパー・フラッグを加えた新体制で、来シーズンの優勝を本気で狙いにいくだろう。しかし、先発ポイントガードのカイリー・アービングは、シーズン前半の欠場が見込まれており、ポイントガードの層の薄さが懸念されている。
そのため、マーベリックスはアービングの離脱期間をカバーできる実力派ガードの獲得を検討してい
ると報じられている。
マーベリックスが狙う可能性のある3人のガード
Bleacher Reporttによると、候補として名前が挙がっているのはジュルー・ホリデー、クリス・ポール、そしてロンゾ・ボールの3人だ。
ジュルー・ホリデー
ジュルー・ホリデーは昨シーズンの優勝チーム、ボストン・セルティックスの先発ポイントガードを務めた実力者で、優れた3&Dの能力を持つ。ただし、今シーズンは年齢の影響かパフォーマンスがやや下降気味で、さらに長期契約がネックとなっており、セルティックスが放出を検討しているという。そのため、チームが彼をトレードに出す際には、指名権を加える必要があると見られている。
このような背景から、ホリデーはマーベリックスのような優勝を狙うチームにとって比較的手が届きやすい現実的な補強ターゲットと見られている。
クリス・ポール
今年で40歳となるFA(フリーエージェント)のクリス・ポールだが、依然としてチームにとって価値ある存在だ。昨シーズンはスパーズで先発ガードを務め、1試合平均28分という十分なプレイタイムを確保しながら、若手選手たちをうまくリードした。年齢による身体能力の衰えは見えるものの、一級品のバスケットボールIQとゲームコントロール能力は、マーベリックスにとって大きな助けになるだろう。
ただし、カイリー・アービングの復帰後については、サイズのない2人のガードを同時起用する戦術は限定的になる可能性がある点には注意が必要だ。
ロンゾ・ボール
一方で、ロンゾ・ボールも注目すべき存在だ。彼は優れたパスセンスを持つ3&Dタイプのガードで、十分なサイズもあり、守備面でも貢献できる。ボール離れの良さから、アービングとの共存も現実的であり、契約も比較的リーズナブルだ。ただし、キャリアを通じて怪我がちである点は懸念材料となる。
果たしてマーベリックスは、この3選手に目を向けるのか。それとも、別の選択肢を模索するのか。今後の動向に注目したい。
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