2020年NBAドラフトを再評価!今だからこそ見えてきた真のトップ15
2020年のNBAドラフトは、近年の豊作ドラフトと比べると、当時はやや低めの評価を受けていた。
しかし、それから数年が経過し、今や多くの選手がリーグで重要な役割を担っている。
今回は、その2020年ドラフトを改めて見直し、1位から15位までを“再ドラフト”という形で再評価してみたいと思う。
再ドラフト(2020年ドラフト vs 再評価)
再ドラフト | 差分 | 2020年ドラフト |
---|---|---|
1.アンソニー・エドワーズ | →0 | 1.アンソニー・エドワーズ |
2.タイリース・ハリバートン | ↑10 | 2.ジェームズ・ワイズマン |
3.タイリース・マキシー | ↑18 | 3.ラメロ・ボール |
4.デズモンド・ベイン | ↑26 | 4.パトリック・ウィリアムズ |
5.デニ・アブディア | ↑4 | 5.アイザック・オコロ |
6.ジェイレン・マクダニエルズ | ↑22 | 6.オニエカ・オコング |
7.イマニュエル・クイックリー | ↑18 | 7.キリアン・ヘイズ |
8.デビン・バッセル | ↑3 | 8.オビ・トッピン |
9.オニエカ・オコング | ↓3 | 9.デニ・アブディア |
10.オビ・トッピン | ↓2 | 10.ジェイレン・スミス |
11.ペイトン・プリチャード | ↑15 | 11.デビン・バッセル |
12.コール・アンソニー | ↑3 | 12.タイリース・ハリバートン |
13.ナジ・マーシャル | ↑ドラフト外 | 13.カイラ・ルイスjr. |
14.アーロン・ネスミス | →0 | 14.アーロン・ネスミス |
15.アイザイア・スチュワート | ↑1 | 15.コール・アンソニー |
(引用:NBA)
評価を大きく上げた選手たち
2020年の再評価で、トップの地位に変わりはないのがアンソニー・エドワーズである。彼は今やリーグを代表するスコアラーへと成長し、その選択に異論を挟む人はいないだろう。
そして2位には、今季インディアナ・ペイサーズでファイナル進出を争う原動力となっているタイリース・ハリバートンを置いた。これまで「過大評価」と言われたこともあったが、このポストシーズンの活躍で評価は一変。司令塔として、数々のクラッチプレイを演出している。
また、3位のタイリース・マキシーと4位のデズモンド・ベインも、オールスター級のパフォーマンスを安定して披露し続けている。得点力だけでなく、チームに勝利をもたらす影響力を持つ選手に成長した。
さらに、9位と14位にランクインしたペイサーズのオビ・トッピンとアーロン・ネスミスも、現在のプレイオフで存在感を発揮。
特にトッピンは、これまでそれほど評価が高かったわけではないが、流動的なペイサーズのオフェンスにフィットし、大きく株を上げている。
最大のサプライズは13位に再評価されたナジ・マーシャル。実はドラフト外からのスタートだった彼ですが、昨シーズンはダラス・マーベリックスで先発を務めるなど、プレイメイキング能力と万能性が高く評価されている。
評価を下げた選手たち
一方、2020年ドラフトで最も期待を裏切ったのは、やはり2位でウォリアーズに指名されたジェームズ・ワイズマンだろう。将来のビッグマンとして高い期待を背負っていたが、ラメロ・ボールをスルーしてまで獲得した結果は、チームにとって痛手となった。
他にも、キリアン・ヘイズ(7位)やカイラ・ルイスJr.(13位)といったガード陣も苦戦。いずれも現在はNBAチームと契約しておらず、評価を大きく下げた形だ。
まとめ
2 020年ドラフトは、当初の評価こそ控えめだったが、今では多くの優秀なスター候補が育ってきた「隠れ豊作年」といってもいいかもしれない。今後も彼らのキャリアの歩みに注目していきたいところだ。
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