ESPNの報道によると、フェニックス・サンズがケビン・デュラントをヒューストン・ロケッツにトレードすることで合意した。
デュラントは2度のNBAファイナルMVPを受賞したリーグ屈指のスコアラーで、今回の移籍は今オフ最大級のトレードとなるだろう。
トレード内容の詳細(※6/23時点)
✅【ロケッツが獲得】
- ケビン・デュラント
✅【サンズが獲得】
- ジェイレン・グリーン
- ディロン・ブルックス
- 2025年ドラフト1巡目10位指名権
- 2巡目指名権×5本
ケビン・デュラントのトレードは「サンズが折れた」形に?
ケビン・デュラントのトレードが数日以内に決定すると報じられてから、実際にトレードが成立するまでにはやや時間がかかった。
理由は明白で、フェニックス・サンズが高い対価を要求していた一方で、他チームがそれに応じなかったためである。
残り契約1年、そして9月に37歳を迎えるデュラントの市場価値は想定より低く、今回のトレードは結果的にサンズが譲歩した形になったと言えるだろう。
実際、以前の報道ではサンズはジェイレン・グリーンに加え、ジャバリ・スミスJr.も要求していたとされている。
とはいえ、今回のトレードでサンズがグリーンに加えて、獲得したディロン・ブルックス(優秀な3&Dプレイヤー)と、2025年の10位指名権は、十分なアセットだ。
一方のロケッツ視点では、放出したアセットは決して小さくはないが、デュラントが契約延長の意志を示していることを踏まえれば、十分に納得できる内容だろう。
デュラントの加入により、ロケッツは一気に西の優勝候補に名乗りを上げるだろう。
なお、このトレードはまだ完全に完結しておらず、今後3チーム目が加わる可能性もあるとされている。さらなる展開が注目される。
ESPNが、このトレードでどちらのチームが勝者になるのかについて、書いた記事はこちら。
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