ミルウォーキー・バックスが、FA(フリーエージェント)のマイルズ・ターナーと4年1億700万ドルで契約に合意した。
ターナーは昨シーズン、NBAファイナルに進出したインディアナ・ペイサーズの先発センターとして活躍していた。
また、チームのファイナル出場という飛躍を背景に、ペイサーズのオーナーは彼との再契約に前向きであり、**ラグジュアリータックス(贅沢税)**の支払いも辞さない姿勢を見せていた。なお、ペイサーズは2005年以降、一度もラグジュアリータックスを支払ったことがない。
しかし、ファイナル第7戦でエースのタイリース・ハリバートンがアキレス腱を断裂したことで状況は一変した。
これによって、来シーズンの復帰が絶望的と見られる中、エース不在のチームに対してラグジュアリータックスを負担する判断には躊躇が生じたと考えられる。
そのような中、バックスは**デイミアン・リラードをウェイブ(契約解除)**し、ストレッチ条項を適用することでサラリーキャップに余裕を作り、ターナー獲得に至った(※リラードのウェイブに関する記事はこちら)。
ブルック・ロペスの後継者
バックスは長年チームの守護神を務めていたブルック・ロペスがFAとなり移籍したことで、新たな先発センターを探していた(※ロペスの移籍に関する記事はこちら)。
マイルズ・ターナーは、リムプロテクト能力に加え、3ポイントシュートもこなせる稀有なセンターである。まさにロペスの後継者として理想的な選手と言えるだろう。
来シーズン、ヤニス・アデトクンポとマイルズ・ターナーによるフロントコートが実現すれば、バックスは再び優勝を狙える布陣となる。新たなケミストリーの誕生に注目したい。
(引用:RealGM)
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