ケビン・デュラント、デビン・ブッカー、ブラッドリー・ビールの“BIG3”を擁するフェニックス・サンズには、今シーズン開幕前、優勝への大きな期待が寄せられていた。
しかし、クリス・ポールを放出したことによる正ポイントガード不在の問題、そしてBIG3の相次ぐ怪我による離脱が重なり、チーム成績は伸び悩んだ。結果、サンズはウェスタン・カンファレンス11位でシーズンを終え、プレイイン・トーナメントすら逃す失望のシーズンとなった。
さらに、BIG3を抱えることでチームの年俸総額は膨れ上がり、サンズはNBA30チームの中で最も高額なラグジュアリータックスを支払っている。結果が伴わない中でこのような高額支出を続けることは現実的ではなく、サンズの複数の選手にトレードの噂が浮上している。その筆頭がケビン・デュラントだ。
サンズはケビン・デュラントをトレードするのか？
ESPNの内部関係者であるブライアン・ウィンドホースト氏は、「サンズがこの夏、デュラントをトレードする可能性は非常に高い」と再度強調。NBA Todayに出演した際には、「彼が来季、他チームに移籍する可能性は98％だと確信している」と述べた。この発言をBleacher Reportが報じている。
一方で同記事では、別のNBAインサイダー、ジェイク・フィッシャー氏が5月21日、「デュラントのサンズ残留が完全に否定されたわけではない」とも伝えており、去就は依然として不透明なままだ。
なお、サンズにはグレイソン・アレンやロイス・オニールなど、トレードしやすい契約の選手が複数おり、さらにトレード拒否権を持つブラッドリー・ビールの動向にも注目が集まる。果たしてサンズは、再びファイナルの舞台に返り咲くために、どのような決断を下すのか。オフシーズンの動向から目が離せない。
コメント