トレード市場でトレイ・ヤングより評価される“意外な”ガードとは？

　アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングは、オールスター4回選出、アシスト王1回、オールNBA選出1回という実績を誇るリーグ屈指のポイントガードである。

　現在のトレード市場には多くのガードが名を連ねているが、ヤングはその中でもトップクラスの価値を持つ選手とされている。

　しかし、そんな彼を上回る評価を受けている意外な選手の存在が明らかになった。

　NBA内部関係者であるグラント・アフセスによれば、複数のチームは過去にダリウス・ガーランドをトレイ・ヤングよりも高く評価してきたという。

　そして、その傾向は現在もほとんど変わっていないとされている。Cavaliers Nationがこれを伝えている。

なお、これはガーランドが足指の手術を受ける前に報じられた情報である点にも留意すべきである。

こ　の見解は、昨年5月にNBA記者ジェイク・フィッシャーが述べた「多くのフロントは、ガーランドをヤングより上位にランク付けしている」との報告とも一致している。

　この2人のコメントにより、「ガーランド＞ヤング」という評価は一部の意見ではなく、リーグ内に一定の共通認識があることを示している。

　両選手ともにオフェンスではオールスター級の実力を持つが、サイズ不足に起因するディフェンスの課題が指摘されている。

　ただし、ヤングに関しては今シーズン、ディフェンス面での貢献が増しているという分析動画がSNSで話題となるなど、成長の兆しも見られている。

　はたして、トレイ・ヤングはこのオフシーズン、ガーランド以上の評価を取り戻すことができるのか。その動向に注目したい。